定点観測:ナースxねんめブログ

看護師4年目から始めた雑記、看護師6、7年目は大学院生です

アイデンティティ

相変わらずiPadに関する記事で月間100PV以上あるらしい。

ご覧いただきありがとうございます。もう内容が古いし、個人的には最新のiPadminiが気になるなあというところ。

 

近況報告。

筆者は、看護師6年目と言いながら(2016年卒。2021年現在)、去る5月末に病院勤務をやめた。

厳密にいうと、大学院生になり、もともと働いていた病院でアルバイトをさせてもらっている。大学院の専攻も、看護とはうっっすら関連が見出せるかなという程度の(いや、見出したいんだけど)教育学なので、バッサリやめてもよかった。でも、辞められなかったし、辞めなくてよかったかな、と思っている。

けど、この仕事が好きなので、看護師は国家資格だし、看護師の仕事がメインでなくとも、一生看護師と名乗るかもしれない。

 

 

 

今年度、バイトとして続けているわけ。

コロナ禍で、私の病棟はコロナ患者を直接受け入れたわけではないが、患者たちは発熱するとすぐに「コロナ疑い」として扱われる。そんな中で、妊娠中のスタッフは受け持ちができないとか、スタッフも感冒症状や発熱があれば欠勤(厳密に言えば特別休暇とか、そういう配慮はしてもらえている)をする必要がある。

大学院進学にあたり、仕事はやめなくてはいけなかった。フルタイムで働くなんて無理。看護学研究科にしろ、他の専攻にしろ、仕事をしながら学習・研究をするという手もあるにはある。社会人学生というやつ。だけど、私はジョブチェンジを目論んでいるので、ある程度本気でやらなきゃいけないかなと思った。

だけど、コロナ禍で、シフト作成者が夜勤の時間が労務管理的にキツいとヒーヒーいっている中で、他にも退職します有休消化しますなんていっている人もいて、お腹が張りがちな妊婦の先輩がいて…私も有休消化がしたかったけど、同僚のことを考えるとなんかそれも身勝手な感じがして(気にせず辞めても全然よかったんだけど)、交渉の結果、学期の始まる4月以降に有休を消化させてもらえることになった。*1

あと、お金欲しいし。看護師派遣バイトはコロナバブルだから、時給も求人もたくさんあるんだけど、

もと働いていた病棟で働くのは、業務内容がわかっているのと、知っている先輩後輩上司と働ける方が安心だよねと思ったから。

 

4月。思ったより授業が忙しいことに気がつく。

大学院の授業に加えて、私は教職単位を取ろうと学部の科目履修もしていて、

前期だけで修士の単位を12単位を学部の単位を10単位取得した。

学部はコロナ禍ながら10単位(7科目)中6単位(4科目)が対面授業、大学院は11単位(6科目)中6単位(3科目)が対面授業だった。

もしも全部対面だったら身がもたなかっただろうし、単位もとれなかったと思う。*2

他の学生の顔がわからず人脈が広がらないことは非常に残念だったけど、オンラインの、しかもオンデマンド形式の授業があってよかったと思う。*3

そして、ありがたいことに、次のジョブチェンジ先である養護教諭のアルバイト*4も短期で週2日午後させてもらえた。

結果的に、有休と公休を消化しながら5月末まで病棟に常勤として在職して、土日夜勤をして収入アップなんてことをしていたのだけど、

月〜金登校、土日夜勤*5

+平日2日午後保健室バイト

なんてやっていたから、ゴールデンウィークがなかったら本当に身がもたなかったのかもしれない。

実際、2ヶ月間で何も予定がないか余暇に当てられた日は3日しかなかった。

我ながら、社畜気質。

 

アイデンティティ

教育学部に入学して、衝撃的なこと。

看護学部を否定するようなことを言う教員がいて、流石の私もメンタルをやられかけた。

最初はなにくそ!と思っていたのだけど、

毎週同じような調子で1ヶ月くらい言われたのでだいぶキツかった。

私の師匠*6は、私の大学の大先輩でもあるし、看護師として病院で働いた経験がある。私も学部時代に教わっていたからとても信頼できるし、この件もかなり相談に乗ってもらった。

自分のバックグラウンドを否定されるって、アカデミックハラスメントも甚だしい。

ハラスメントだと思ったらハラスメントである、と気づくには少し時間がかかった。

そんな中でも、週に1度でも看護師の仕事があるということにかなり救われた。

本業は学生なんだけど、そして、今後教育職になるはずなんだけど、やっぱり私は看護師である、ということが大切だということに気がついた。

アイデンティティを維持するきっかけ(病院勤務)があること。かなりのメンタル保持に繋がった。

そして、コロナ禍なので、他の大学院生との関わりがほぼない。

進学・退職にあたり職員寮を出たので、心を許せる人として、

本来であれば師匠と話すか、研究室の先輩と週1回顔合わせて話すかくらいしか人との交流がないはずが、

週1度、自分のことをよく知っている同僚と働きながら話せるということがかなりの救いになった。

コロナ禍、孤独すぎる。

これからのこと

夏休みに入ると、すぐに師匠の授業のTA業務*7が与えられた。これも、看護の技術を教育学部の学生に教えるという授業。

師匠と同じく看護師だというのがちょっと嬉しくも感じた。

その後、オリパラが始まり、私はかねてからの希望だったボランティアをすることになる。*8

ちなみに、お盆休みは実家でぐーたら過ごした。なにも進まなかったのでもったいないことをしたと思ったが、前期の疲労回復ということとして受けとめる。

9月。パラリンピックが終わり、すっかり頻度の減った病院の夜勤をやり、燃え尽きモード。

そして、公認心理師試験の対策。

あっという間に9月が過ぎ去った。

 

9月が終わる。

 

私、ニートみたいだな…

なにしに進学したんだっけ

ジョブチェンジのためなんだけど、修論を書かなくてはならない。

研究、をしなくてはならないのです。

大学院入試を受けるときに研究テーマを決めて、そのままここまでローペースながら進めてきて…健康教育とかそっちの方向性だったんだけど。*9

研究テーマを変えることを師匠*10に勧められまして。

大ピンチ。大きな方向転換を迫られている。

いや、導かれようとしている。

健康教育系だったら、私の今までの看護師というバックグラウンドを活かせそうだったのにな。後ろ髪を引かれているけど。

師匠は、私がスムーズにジョブチェンジができるような研究テーマがいいんじゃないかと。

やってやろうじゃないの

だけど決まらない研究テーマ。

焦る私。

ここで看護師というアイデンティティについて自問自答する私。

いっそ、看護師であるということにこだわらない方がいいんだよなあ…

と思うけど、師匠が看護師というご自身のバックグラウンドを大切にされている*11から、こだわりを捨てなくてもいいんだな、

揺れる心である。

教育職につくのか、早くも憧れ始めた師匠のように研究職になるのか。

大変、混乱中。

研究も、やるからには本気でやりたいのだけどね。

ご期待ください。

 

*1:うちだけかもしれないけど、4月1日の人数を考慮して新人を採用するとかで、本当は留学資金を貯めたいとかという(海外は10月から新学期だからね)理由以外は、4月以降に計画的にやめるのは特別扱いだと言われた。

*2:結果的に大学院も学部科目履修もGPAでいうと3.3という学部時代よりも良い成績だった

*3:何曜日何限と一応決まっていても、オンデマンド形式であれば期限内であればいつ受けても自由なので。基本的に出席必須という点では総合大学の学生にとってはハードルが上がったのから。

*4:保健師を持ってるので教職2種免許がある

*5:夜勤の定時は16時〜翌8時半

*6:准教授、ツイートではボスと表記することも。

*7:Teaching Assistant 授業の補助

*8:きっかけは立ち消えになった開会式の演出メンバーの関わる大会に自分も看護師として関わりたいと思ったから

*9:あまり詳細に書くとそんなに研究の進んでいないテーマなので流石に検索に引っかかりたくないのでここでは自重する

*10:指導教員

*11:器用な方なのでそっちの方向でもお仕事なさっている