ねずみ講、若しくはマルチ商法、ネットワークビジネスの人のおはなし。
このブログを開設して8ヶ月がたち、1000prvを達成したらしい。どうやらiPad Proを購入したときの記事がご好評を頂いてるみたいです。ありがとうございます。ナース4年めブログとして開設しましたが来月になれば5年めになりますね。
さて。コロナウイルスが世を賑わせるようになり1ヶ月超。私も例に漏れず様々な楽しみだったこと*1が奪われ、世の中の流れも閉塞的で、、、ということで気分転換をと思って街コンに参加してきました。*2
お気づきかと思いますが私、コロナの閉塞感の気分転換を兼ねてマッチングアプリと街コンに手を出しました。自分の性格によってかなり健全に過ごしております。よろしくお願いします。だいたい飽きてきましたのでもう少々お付き合いください。婚活恋活アカウントではございません。面白がってます。
— みん (@toomomighty) 2020年3月9日
1.街コンの話
街コンなんて初めて行くしどんなテンションで行ったらいいかわからなかったけどシフト制の仕事の割にその金曜日は休前日であり、まあちょっとやらかしてもいいかくらいの気持ちで前日の真夜中に申し込んだ。結論からいうとやらかすことはせず、健全な時間に帰ってきた。*3
何故私が健全な時間に帰ってきたかというと、その場が微妙だった*4のと、その場で意気投合した女性がいたから。その女性は、20代後半でIT企業で人事のお仕事をしている方だった。
街コンは表参道のお洒落カフェがたくさんある地域にある、街コン主催業者の持っているイベントスペースで行われた。男性5000円程度、女性1500円程度の参加費だったか。初めて行くにはかなりハードルの低い会であった。時間は20時〜22時、お酒を飲むと表参道駅のホームですら間違える自分にとってはリスクが低くて最高だったし、会社員も多いだろうと思って開催時間を選んだ。
パッとする男性もいなかったし、途中同じ卓になった男が変に司会者を気取ってきてそのくせ笑い声がうるさいだけで白けてしまい、不完全燃焼になった私は帰ってゲームでもしたほうがマシと思ったので帰ろうと思っていた。終わり頃、IT人事女が「方向一緒だし一緒に帰ろう」と誘ってくれたので一緒に帰ることにした。居住地的に同じ地下鉄路線だろうと思って表参道駅まで行ったものの、「この後八丁堀 *5に行く用事があって。」と、別の路線に彼女は乗った。
IT人事女は、「一緒に行こうって言ってた子が来れなくなっちゃったんだけど、飲み友達とか探すのにはアリかなと思ってきたのー」と言っていた。私はそのIT人事女と食事にいくことにした。
2.街コン女との食事
私について
以前の記事 にも少々書いているが、ここで私について改めて自己紹介をしよう。
- 26歳女性
- 見た目はかなり地味
- 都内のそこそこ大きい病院の看護師
- 4年制大学を卒業している(看護学士)
- 神奈川県に実家がある
- 都内の中高一貫の女子校に通っていた
- 親はメーカーの総合職だった
- 看護師の友人や同僚にはそこそこ物知りだと言われる
- お金に困っていない
- Perfumeのオタク
- Twitterに生息している
決してステータスだとは思わないけど、今の私を形作ってくれているし私のリテラシーの由来なので感謝はしている。
尊敬している人は特にいないけど、自分を看護の道に導いてくれた中学校の保健室の先生に大変感謝している。それくらい。
母校はキリスト教系の学校だったので、聖書に親しんで13年になる。べつに信者じゃないんだけど、私の心に深く刻まれている言葉がある。
わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身につけて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。ーフィリピの信徒への手紙 1章8節〜10節
これはわたしの永遠のテーマ。余談だがキリスト教は宗教だけど、文化的背景を知ることは教養の一つでもあるし、たまにいい言葉に出会えて人生の糧になる。
街コン女について
街コンで出会ったこの女性(以下IT人事女)は以下の通り。お断りしておくが、個人を特定することは意図していない。
- 20代後半
- 首都圏出身
- 私の職場の近くに住んでいて私の職場のこともご存知だった(本当にその地域に住んでいるかを測るには最適なネタ)。
- 趣味はバスケとバレーで、社会人サークルでわいわいやっているとのこと。
- アパレルの接客から転職した
- 都内でパーティーをよく主催する側でもある
- 八丁堀のお店によく出没
- 街コンに行ったのに男と連絡はその後誰ともとらなかった
20代後半で、わたしの職場の近くに住むって相当羽ぶりがよいか、実家が太いか、相当節約なさっているかのどれかだよなーと思う。
本題〜東急プラザ銀座のつるとんたんにて〜
マルチ商法の女かもしれないひとと夕飯たべる
— みん (@toomomighty) 2020年3月14日
食事をする前から薄々勘付いていた。
わたしなんかと会って何を話すのか。わたしは恋活をしている人から話をきいて恋バナでワクワクできるなら、と思っていたけどIT人事女は飲み友達を作るって言っていたからひょっとすると…。という感じ。けど、合コンもよく開くとか言っていたからな。まあ、そういうマルチの女が主催した合コンにも行ったことがあるのでなんとなく気づいた。そんな感じだろうか。
おかしな話だった。彼女の居住地はもんじゃが有名な街でもんじゃ以外にも結構美味しい飲み屋とかあるんだから行きつけを紹介してくれてもいいじゃないか。それでも彼女は頑なにそこには行きたがらなかった。おそらく、別れた後に乗った路線からして彼女はそこに住んでいない。*6
当たり障りのない場所で、と、わたしは東急プラザ銀座のつるとんたんを指定した。
結論、
天ぷらうどんに胃もたれして虚無感でいっぱいになった。
彼女とした話はこうだ。
趣味
ー彼女の趣味は上述したとおりバスケとバレー。社会人サークルで土日に集まってアフターの飲みをしている。
転職経験
ー大学(?)卒業後、人と関わる仕事がしたいと思って就活をして、就活中に憧れたひとと一緒に仕事をしたいと思ってアパレルの仕事についた。アパレルの仕事は残業代のでないブラックで、ワークライフバランスなんてあったものじゃなく、憧れの人は結婚して子供もいるけど家族との時間は過ごせてなさそうなのをみて、自分はこれでいいのかと思って転職をした、との事。まあありがち。でもだいたいこの手の人たちは残業の少ない仕事などを求めて転職をしている。 いや、この手の人たちでなくてもそんなものか。
私の今後の展望について
ーたぶん、転職つながりで私が仕事を続けたいかどうかを聞いてきたんだと思う。そもそもに、何故看護師になったのかを聞かれた。そして、仕事の愚痴も多少聞いてもらった。
ここで書くのもなんだけど(上にも書いたけど)私が看護師を志したのは中学時代に人間関係に悩んだときに保健室の先生(養護教諭)に色々言葉をかけてもらったから。それでその先生が卒業した大学に行きたくて、ゆくゆくは養護教諭になりたくて進学して、その流れで看護師になった。いまは病棟で働いているけど、病棟でスタッフナースとして働き続けることも、管理職になることも、専門看護師になることもいまは考えていない。養護教諭になるか、人々のヘルスリテラシー*7を突き詰めるために進学をするかを考えている。
IT人事女
私がいつも会うと元気になれるなと思う人がいつも言ってるんだけど、「何故その仕事をしたいか突き詰めて考えたほうがいい」よ。あなたのやりたいことはそうかもしれないけど、それは結果であって手段は養護教諭以外にもあるし。
まあごもっともなんだけど、わりと余計なお世話だなと思った。
だってさ、言ってるじゃん。私は人々のヘルスリテラシーに興味はあるけど、やりよう(手段)はいろいろ あると思うから進学も視野に入れているよってあなたにもいったじゃない。
自分の頭で考えるのが得意でない人はなかなか行きつかない発想なのかもしれないけど…(そういう人はこのブログを読む人にもいるだろうし、否定しない。でもこういう人に出会った時のために自分で考える力を養っておくことをお勧めする。)
その、IT人事女が【会うといつも元気をもらえる人】とは
- もともとは教員志望で、教員免許を何種類か持っている。
- 教員をやめて塾講師になったのち、起業した。
- 結婚して子供もいて家族を大事にしている。
- 起業していまは飲食店のほかいろいろなものを手掛けている。
- 友人のつてで八丁堀の飲食店で出会った。その経営者の兄弟
?とか。(もう詳しいことは忘れた) - 人生で行き詰まったら色々アドバイスをもらっている。
まあ、人生何があるかわからないけど、遠い遠いつながりでそんな「元気のでる人」に出会えることは幸せかもしれない。
でもね
IT人事女
みんちゃんにも紹介してあげたいから、今度またご飯行こう!
本当に
余計なお世話。
確かに職場には多少飽きてきていて、愚痴もあって、パーフェクトな毎日でないかもしれない。けど、わたしには卒業写真のあの人*8もいるし、今までの学友も最高な人々で構成されているし*9、趣味の仲間にも困っていない。家族関係はいろいろあるけど親とはいまやいい距離感で仲良くやっている。職場だって文句は多少なりともあるけど上司に恵まれているしいい先輩後輩関係もできた。
そんなね、出会って2回くらいしか当たり障りのない話をしていない人に、元気が出る人だか尊敬できる人だか知らないけど
紹介してもらう筋合いはない。
そう思いませんか。中には、本当に素晴らしいお方もいらっしゃるかもしれないけど、残念なことにそうではなさそうだった。
ふつうの人はさ、1、2回会ったような人に、「紹介したい人がいるの!」と「尊敬してる人がいるから」とかって言わないんだわ、ふつうのひとは。
— みん (@toomomighty) 2020年3月14日
本当に大金持ちで成功している実業家で有名で…だったら飛びつくけど、ね。
わたしは性格が悪いのであきらかマルチとネズミ溝のひとに自分の知識とか経験と経済基盤をある程度お話して、肝心な話をさせないのが大好き🥰
— みん (@toomomighty) 2020年3月14日
最後の最後になって「元気をくれる人に会ってほしい」とか「飲み会開くからそれにもきてね」とか言われたけど、マルチ(もしくはねずみ講もしくはネットワークビジネス)の人間だなと確信していこう、彼女の話はまるで入ってこなかった。
予想通りのことが起こって、がっかりした。夜勤明けで予定のない日という無駄にしがちな時間を人と食事して過ごすという行為で埋められたのはよかったが、そうでもなければ本当に最悪でしかない。
その後、マルチ女と分かれて銀座4丁目交差点にわたしはいた。
うーむ写真の向きorz
実は、ユニクロのバイトで経営学的観点をすごく学ばせてもらえた。たぶんマルチたちを跳ね除けるのに強いネタだったかも。
もう忘れたけど。
虚無感でいっぱいの心を抱えて、コロナショックで外国人観光客が少なくなった銀座中央通りを歩き、古巣の元アルバイト先に顔を出した。そこには、準社員(パート)から昇進してフロアリーダー的立場になった昔の同僚がいた。客もまばらだったので、ちょっと懐かしい話なんかもした。
3.そのほか
話は脱線したが、実は街コンで出会った人のうち2名から
大崎のレンタルスペースで開かれる飲み会、なるものに誘われていた。
1人は、途中で同じ卓になったやけに司会者ヅラしてくるくせに話は面白くないし笑い方が下品な男。最初に誘ってきたのはそいつ。IT企業の営業らしい。
もう1人は、最初から同じ卓だった管理栄養士(医療系の国家資格で病院で働くこともできる)の自分より年下の女。その子とは食事にいこう、という話をしていた。
どちらも、オタクのオフ会さながらに、いやそれ以上に計画がなされ、イベント主催のプロかと思うくらいの文章が送られてきた。
男性5000円、女性3000円。
だったら高級店行くわよ、という価格設定。
IT営業男からの飲み会の話は、IT人事女と食事に行く前から連絡がきていた。そもそもそいつの話はおもしろくないし、そのくせ盛り上げて上手だと思い込んでいそうなところがどんなコミュ障っぽい他の男たちよりもその日で一番いけすかなかった。だから目を合わせて話してもない。なのにそういう連絡がきた。わたしは可愛くもお洒落でもなんでもないので、そういう場所が仮に出会いの場だとしたら誘われるわけがないのだ。
なにかの勧誘でしたらこれ以降連絡してこないでください、とお返事したのに連絡がきたし、それなら信じてみようと思って半分行く気持ちでいたけど、IT人事女と食事をして胃もたれしている間に「結局どうする?」と連絡がきたから急にシフト変更があったフリをしてお断りした。
IT人事女もそいつから連絡がきたらしく、「すごい勢いで連絡がきて怖かった」とは言っていた。
そのくせIT人事女もレンタルスペースを借りて飲み会をやったりお料理会をしたりすると言っていた。やってみると楽しいよ、と。
(この話は若干鵜呑みにしてしまった)
帰宅し、再度マルチとかねずみ講とかネットワークビジネスとかについて、さらに街コンに出没すること、レンタルスペースで飲み会とかパーティーを開いていることについてGoogle検索をした。
どうやら、タワマンでパーティーとかっていう聞こえのいいこともして、地方出身者がついて行くことはかなりあるあるらしい。
キッチンのついているレンタルスペースでお料理会みたいなのをして、彼らの商材のお鍋とかを宣伝することとかもあるらしい。
そして、管理栄養士の女に関しては、病院で働いているもの同士ということで、
「もしかして尊敬している人とかいる感じ?もしこれが何かのお誘いに繋がる会だったら遠慮しますね。」
とお返事をした。
「そっかー!お互い頑張ろう!」
と返事がきた。
いや、頑張るのはお前だよ、と、心の中で呟かせてもらった。*10
あと街コンで出会った私の嗅覚的にノリが怪しいな〜と思った人たちが大崎でそれぞれ飲み会を開くみたいなんですけど、こいつら全員ネズミ講かな?ノリの割に中身のなさそうな人たちだったもんな?
— みん (@toomomighty) 2020年3月14日
管理栄養士の子は社会人1年目と言っていたかな。折角国家資格をもって働いているのに勿体ないなと思った。こんなのにひっかかってかわいそうに。街コンに現れてやけにハイテンションな子だなと思ったし、出会いの場に来るにはラフすぎる格好だなとは思っていた。はやく自分の資格で納得がいくように稼げるようになるといいね。
4.まとめ
以前にもこういうのに出会ったことがある。
街中で突然声をかけられたことも、数合わせで行った合コンの主催者がそれだったことも。
街コンが悪いわけじゃないし、必ずしもそういった形態のお仕事(?)が悪いわけではないと思う。でも人の弱みや現状(特に仕事に関する気持ち、殊に転職)を打破したいという人につけ込むのはあまり好ましいことではない。そして時間を無駄にさせられることも。
- やけにフレンドリーである。
- 経営とか起業について経営について大学の授業とかで学んだことがなさそうな人がそういうことを知ったかで語る。
- パーティーや飲み会を主催している。
- フットサル、ドッヂビー、バスケ、バレーなどのスポーツサークルに入っている(全うな人もいることと思うと申し訳ない)
- 転職して一見ホワイト起業みたいなところにお勤め。
- 五反田や大崎で会合を開きがち。
そしてなにより
- 尊敬している(何かしらのリスペクトの言葉で表現される)人に矢鱈と合わせたがる
は注意すべき点だ。
街コンで話しかけてくるやつらでイケイケ系はだいたい全員そんな感じだろ!!!!!!
— みん (@toomomighty) 2020年3月14日
今日は夜も深くなってしまったし、記事も長くなってしまったので、道端で声をかけてきた人や合コンの主催者の話はまた気が向いたら書こうとおもう。
最後にお断りしておくが、この記事は、
誰かを特定するものではないし、そういったビジネスを全否定するわけではない(どういう物かも知らないし、それぞれの違いもわからないのである)。
ただ、純真無垢で分別がなかなかつかない人達には本当に気をつけてほしい。私は実害を受けていないからなんとも言えないんだけど。
そして、この記事は単なる愚痴記事でしかないのである。
幼なじみありがとう、変な人に会わずにいいお金の使い方した💰RAGTAG (古着屋)でJILLの可愛いスカート買った💖ひとりだと絶対買わないやつ!似合うブラウスでもそろそろ買おう。
— みん (@toomomighty) 2020年3月15日
※2021/08/04 タイトルにネットワークビジネスを追加しました。
*1:Perfumeのドームツアー千秋楽、SuchmosのZepp横浜柿落とし公演、幼馴染みたちとの京都旅行
*2:これはこれで話のネタになるからまた記事を書きたいとおもっている。(現時点で彼氏いません)
*3:実は、このあと2次会どうですか?なんてお誘いもあった。女と帰らずに行けばよかったかもしれない。
*4:よくよく考えたらこういう会のメイン層なのかもしれないし、お喋りがすこし苦手くらいの方が信頼できるかもしれない。
*5:よくよく考えたらその人の界隈のアジトなんだろう
*6:東京メトロだったら改札を出る乗り換えでなければどの経路を通っても同じ金額なので、通勤経路を使って帰る必要は全くない。
*7:コロナウイルス騒ぎでも痛感するが、人々の健康情報を扱う姿勢とか、活用のしかたとか。
*9:幼小の幼なじみたちには大変感謝しているし、なんだかんだできた中高の友人はみんな自分の頭で考えられる人たちだし、大学の友人は価値観が合って仲良い子が沢山いる。
*10:ツイートしただろうが。